この前インターネットで韓国キムチを購入した。
本場のキムチでしっかり辛くてとても美味しい。
一度これを食べ慣れてしまうと、日本のキムチはちょっと違うなと思う。
それはそれで別の美味しさがあるのだが、浅漬けのような味がして、キムチという感じがしない。

という訳で、我が家ではもっぱらこの韓国キムチを取り寄せている。
このサイトは、韓国の色々な食材を扱っているばかりではなく、韓国の食器や美容用品なんかも購入できる。
韓国は美容に敏感な国だけあるなと思うのだが、どれも割に高いし、果たして効果がいかほどのものか体験していないのでまだ買えていない。
一つだけ試してみたのは、300円で5枚組みのパックだ。
気軽に使えるスーパーリーズナブル価格で、あれはとてもよかった。
実効果よりも、気分的に美容に気を使ってみたいときには至極おすすめだ。
その他にも、業者向けのアイテムもたくさん買える。
焼肉屋でお会計時に渡してくれるエチケットガムとか、お店の表に出ているのぼりとか。
紙エプロン100枚入りなんかもある。
中でもオススメは、マッコリを入れるやかんセットだ。
韓国料理屋では必ず置いているマッコリだが、家庭的な雰囲気のお店では黄金色にかがやく小振りのやかんになみなみとマッコリを入れて出してくれる。
それを各自がタライをミニマムサイズにしたようなものについで飲むのだ。
気張らないなんて素敵な文化だろう。
こんな楽しいお酒をみんなで回して飲んだらさぞ愉快だろう。
ともあれ、この大量サイズのものたちは、一般人には無用の長物だ。
ガムなんか500個くらい入っているから、きっと一生食べ終わらない。
それなのに、片っ端から欲しくなるから、インターネットサイトは不思議だ。

本場の味について

先日お好み焼きを焼いた。
ごく薄めに溶いたお好み焼き粉に、千切りにしたキャベツを山盛りに載せ、豚肉とネギを更に載せ、その上に卵を落とす。
ただそれだけの、お好み焼きといって良いのか分からないくらいシンプルなものにした。
これが私の一番好きな食べ方である。

もちを入れたり、ヤキソバを入れたりするやつも好きだが、これは何風なのかちょっと分からない。
うちではとりあえず広島風と通称しているが、実際本場の広島風を食べたことがないので正確なところは分からない。
おそらくもっともっとこだわりがあって、広島風になるために必要な条件というのが沢山あることと思う。
大阪風にしても同じことで、我が家ではみじん切りにしたキャベツやら紅しょうがやらを粉と一緒に混ぜて一気に焼くものをそう称しているが、それも果たしていかがなものだろうか。
広島にしても大阪にしても行ったことがないので本物を知らない。
そういうものが結構まかり通っていることに時々気づいてどきりとする。
韓国料理にしても、日本で食べる韓国料理が本場のものと同じかどうかは行ってみないとわからない。
そしてもっと言うなら、行っただけでも分かるまい。
実際行って、現地の人で人気の店で食べて、更に現地の人の家庭料理を食べさせてもらって、そしてそれを何回か色んなところで試してみて、自分で食材市場も見に行って…。
と調査とも言うべき周到な手数を踏んで、ようやくああこれが本場の味である、と太鼓判を捺せるものだと思っている。
だから、本当に本物の味と言うのを知るためにはとにかくとにかく疑り深くならないといけないのだと思っている。
しかしそうなると、食べ物を手放しに美味しいと言える天真爛漫さを失いそうで、それはそれで怖いのである。

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