最近は中国にいても、日本語を目にする機会はたくさんあります。
メイド・イン・チャイナと書かれた商品にも、日本語の説明が書かれています。
でも、よく読むと日本語じゃないんです。
日本語もどきです。
日本に輸出するために作られた物のように見せかける、または日本の物のように見せかけると
質がいいと思って、みんな喜んで買うからなんです。
美容院へ行くと、時々シャンプーやリンス、パーマ液を持ってきて、これは本物か?と聞かれます。
日本のものだと売りにくるのだそうです。
日本のものかどうか判断するには、日本語を読んでみればわかります。
かなり、正確な日本語もありますが、中国で作られたものにはどこかすこし変な日本語があります。
日本語を勉強したくらいではわからないと思いますが、母国語のものならわかります。
ですから、そういった少しおもしろい、ヘンテコな日本語を読む機会はたくさんあります。
また、お店の看板にも○○の○○と「の」の部分だけ日本語のものもあります。
おもしろいのが、その「の」の字がひっくりかえっていたり、右や左にむいていたりするんです。
これはどういう意図があるのか私にもわかりません。
でも、そういった日本語が町中あふれています。
また、Tシャツにも日本の文字が入っていたりします。
アニメのおかげもありますが、日本語が好きな若者がたくさんいます。
いろいろなアニメの題名を知っています。
私が知らない日本のアニメの話や、歌を日本語でいってくれます。
中国にはおもしろい日本語がたくさんあります。
中国のお客様との商談は日本語又は英語が主
中国語は独学で勉強しましたが、四声を身につけるのが難しい。日常会話は出来るようになりました。
以前、商社で輸出業に携わっていました。
お客様との商談は日本語又は英語が主でしたが、初めての商談では、お客様の母語で挨拶をすることを心がけていました。
中国本土や台湾、香港からのお客様を迎える機会が増えたので、中国語を勉強しました。
これからビジネスを一緒にする相手ですから、たとえつたない言葉であっても、完璧でなくても、私は貴方を理解して上手くやっていきたいというアピールがしたかったのです。
実際、お客様も喜んでくださることが多かったですし、話のネタにもなりました。
良好な人間関係をお客様と築くことはとても大切です。
納期の相談など、話しづらい事でも、人間関係が出来ていれば交渉しやすいです。
日本人は、何でも完璧を目指しすぎている気がします。
間違えたら恥ずかしいから話さないでおこうと、内にこもりがちです。
しかし、そもそも母語でないのですから、間違えて当然。
自分の持っているもので、完璧でなくてもどんどんトライしていく姿勢というのは、ビジネスで大切になってくると思います。
そういう姿勢がお客様を動かしていくものだという実感も得られました。
ただ、一度失敗したのが、自分の語学力を過信しすぎて、商談後、相手と自分の見解に相違が生まれてしまった事です。
トライする姿勢が大切だといっても、大事な確認事項は、自分が一番自信のある言語で行うべきです。