老いとの戦い

老いとの戦いは男女平等です。

最近では、年齢以上に若く見える女性を「魔女」と言うそうですが、やはり美への弛まぬ努力は人並み以上であることが多いようですね。

基本的には加齢による肉体の老いは防げません。

しかし、黙っていられないのが人情と言うもの。
年齢より若く見られたいという願望は、男女問わず広い世代で心の奥にあるものなのでしょう。

特に日本人は「年齢」を意識して日々生活しています。
新聞やテレビでも、女性芸能人が登場すれば年齢が公表されますし、年齢詐称という言葉がブームとは言いませんが、いつも注目を集めています。

年齢を基準に、人を判断する風潮もありますが、ビジネスに関しては全く充てにならない指標ですね。
世間一般で言うところの「若造」が、人を雇って会社を経営していることもありますし、今の世の中、働き盛りでも仕事が無い人もいるわけです。

恐らく、日本では古くから年功序列を基準に世間が回っていることから、それが当たり前のようにまかり通っているために、何にでも当てはめてしまっていることからくるものでしょう。
若いから、年だから、というのは個人的な感情でしかありません。

その個人的な感情で、可能性を潰してしまうこともあるわけですから、年齢に縛られるのは控えめにしておいた方が良さそうです。
が、求職活動は、年齢がネックになって社会問題化しているのは、周知の事実ですね。

これは定年制による、60代以降は戦力にならないという決めつけにも似たイメージを与えたことが、原因としてはあるかもしれません。
新卒者の就職難とは、ちょっと性質が違うはずです。

身体は老いていても、豊富な知識と経験に裏付けされたノウハウが、後世に活かされないのは日本の産業の英知の損失になるかも知れません。
何か良い方法は無いものでしょうか。