安くて早くて美味しい料理を作る

長年一人暮らしをしてきた私は、自分で言うのも何ですが料理にはけっこう自信がある方です。
しかも、安くて早くて美味しい物を作ることも得意です。
高級な食材を利用すれば、恐らく誰だってそれなりの物を作ることができるのではないでしょうか。

でも、安い食材と調味料で美味しく作る為には、色々な知識や経験も必要ではないかと思うのです。
そこが勝負なのです。
なんて言いながら、実は他に人に誇れるものが何も無いのでこのように言っているだけです。
子供の頃から、忙しかった母親の代わりに食事を作ったり後片付けをしてきましたし、だからこそその頑張りも褒めて欲しいのかもしれません。
私の子供は勉強はそこそこできるのですが、料理は全くできません。
興味も無ければ、料理を学ぶ意味も理解できないようです。
そんな子どもを見ていると、時々寂しい気持ちもしてきます。
料理やお手伝いをしてもしなくても、咎められることもないのですから。
自分と子供を比較したって仕方がないことなのに、ふとそんな気持ちになることもあるのです。
私には、私の生き方や特技、考え方がありますし、子供にも同じように私とは別の生き方や特技等があるはず。
それを、ただ受け入れて行かなければならないのでしょう。
でも、一つだけプライドを持って断言できることがあります。
それは、何を隠そうこの私の作った料理に惚れ込んで、主人は私と結婚することを決めたということ。
私の育ちも特技も、今のハッピーな結婚生活に確かに繋がっているということです。
もちろん、食材にあまりお金をかけないケチケチ料理は続いているのですが、胃袋を満たすことはできているようです。

水の硬度とは

水の「硬い」、「軟らかい」の違いは、含まれる酸化カルシウムの量による。ミネラル分の中のカルシウムイオンと、マグネシウムイオンの合計量を酸化カルシウムに換算したものが「硬度」である。
この値の高さ低さが、水の硬さ軟らかさとなる。

硬水は、ヨーロッパに多いようだ。

硬水は、カフェインやタンニンが溶解しにくかったり、食物繊維を固くさせたりする性質があるため、煮炊き料理や、コーヒー・紅茶に向いていない。
そのため、硬水の多い中国やヨーロッパでは、炒め料理や、蒸し煮などが発達している。

煮物を作るときには、水ではなくトマトなどの野菜からでる水分を利用する工夫もされている。
その反対に、日本に多い軟水は煮炊き料理や、飲料水に向いている。
日本は煮物が、おいしくできる国なのである。

薬を飲む場合でも軟水が良いと聞いたことがあったが、あながち間違いではないようだ。
子どもの頃から、ペットボトルで水が売られていた環境で育った人は、水道水を飲むということに、かなり抵抗があるらしいというウワサも耳にする。

これは極端な話しだろうが、水を売るということに着目した人は、本当にスゴイと思う。
が、水の種類をピタリと当てる人はいないだろう。
おいしいか、おいしくないかは、その人の感覚によるものが多い気がする。

無味無臭の水が「おいしい」と思うのは、販売者がおいしいと言っているからであろう。
日本は水大国であるが故の、贅沢な薀蓄なのかもしれない。