救急車がサイレン

最近毎日のように通勤時、救急車がサイレンを鳴らし、走っているのを見かけます。
先日の大雪の影響を受け、怪我人が増加しているそうで、十分に気を付けて生活をしないといけないなと思います。

そのように救急車のサイレンを聞かない日がありませんが、私はこのサイレン音が大の苦手です。

遠くから音がし、近づくにつれどんどん大きくなるサイレン音に、心臓がバクバクいいます。
以下、私がなぜ救急車のサイレン音におびえるようになったのかをお話しします。

私がサイレン音に怯えるようになったのは、祖母の死がきっかけになっています。
祖母は今から2年前に亡くなりました。
当時私は洋服販売員の仕事をしており、お昼休憩の時間に母からの着信に気付きました。
介護施設に入っていた祖母が急に体調を崩し、救急車で病院に運ばれたという連絡でした。
私は上司にその旨を伝え、その日は早退させてもらうことにしました。
急いでお店を出て、いつもお世話になっている病院まで向かいました。
私の勤めていたお店と施設は近く、信号待ちをしていた私の目の前を、祖母を乗せた救急車と、父の車が通り過ぎるのが分かりました。
けたたましいサイレン音に耳がおかしくなりそうになりながらも、必死に後ろをついていくのですが、タイミング悪く信号等にひっかかり、どんどん距離が離れていきます。
そして私が病院に到着した頃には、祖母は行きを引き取っていました。
救急車のサイレン音を聞くと、今でもその辛くて悲しい思い出がフラッシュバックし、とても嫌な気持ちになります。

しかし毎回落ち着いて、救急車の走行の妨げにならないよう、協力をしています。
みんさんも協力し、1つでも多くの命を救えたら良いなと思います。